野良猫に餌を与えるのは迷惑?

2018.9.10|コラム ノミ・ダニ予防 猫用フロントライン




ちょっと厳し目の内容ですが野良猫に無責任に餌を与えるだけにするのはやめてほしいものです。
野良猫にただ餌を与えるだけの行為と、野良猫の去勢をして地域猫として接するのとはまったく違います。


地域猫の場合は、もともと野良だった猫と捕獲して去勢をして1代限りの寿命を全うさせます。
そのため子猫を生んで増え続けるいうことはありません。去勢の印に耳がV字にカットされています。


また定期的に餌を与えられているため、お腹をすかせてゴミを漁るということもありません。
ゴミのネットから引っ張り出してゴミ袋が破られて中身が飛び出ている場合は大抵がカラスだったりします。



1.野良猫に餌を与えてはいけない理由


野良猫に餌を与えないで!そういう人の気持ちにはこういった事情があります。


野良猫に餌を与えると猫が餌を食べに集まってくると思います。
餌を与えた場所に行けばまた餌をもらうことができると猫は覚えているのです。


餌を食べる姿が可愛いと感じたりするのかもしれませんが、集まってくる場所が民家に近いと、庭がトイレにされたり、植物が荒らされてしまうことがありその家の迷惑になります。


また、ノミやダニなどの害虫を落としていくためやはり迷惑なのです。
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に感染したマダニの被害があるため一時期ネットやテレビで騒がれたのは記憶に新しいですよね。


発情期には繁殖をするため同じ被害が延々と繰り返されるということもあります。
猫が増え続けてしまうのも問題です。
また与えた餌を散らかしたままにしていく人もいるようです。ハエなどの害虫の問題もあります。

★野良猫に餌を与えてはいけない理由
・フンやおしっこの被害
・庭が荒らされる
・ノミやダニの被害がある
・マダニによる重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の危険がある
・野良猫が増える
・餌を与えるだけで片付けていかない
・腐敗臭などにおいの問題につながる


フンやおしっこはトイレを設置するなどの対策が必要です。
猫の場合あまり水を飲まないので、おしっこはかなり濃縮されています。
そのため臭いがキツいのです。臭いが軽減できるタイプの餌が望ましいです。
もちろんトイレの跡を片付けることもしなくてはいけません。

野良猫に餌を与えるのをやめるだけでは問題は解決しません。

2.野良猫から地域猫にするには?



野良猫が増え続けないようにするにはどうしたらいいのか?
それには野良猫を地域猫にするという方法があります。
この場合、猫を捕まえて殺処分にするといった猫の命を奪うことがないため心理的な負担を大幅に減らすことができます。
殺して減らすというのはなんとも横暴な考え方ですよね。


品川区で行われている地域猫の活動をまとめた映像があります。
地域猫のことを知るために見てみてはいかがでしょうか?



地域猫にするには、野良猫が増え続けないように一匹づつに去勢をする必要があります。
これは生まれてはすぐに死んでしまう猫を増やさないためでもあります。
子猫が生まれることがないため頭数が増えるということはありません。


去勢費用は一万円ぐらいから、地域によっては補助金の制度があります。
詳しくはお住いの地域のホームページを参考にしてください。地域によっては制度がない場合もあります。
補助以外は自分で負担することになります。


去勢された猫は元の場所に戻されます。
そうすることで寿命が尽きるまで同じ場所で生きることができるのです。


またノミやダニの被害を少なくするために駆除をする必要があります。
ノミやダニの駆除薬を病院でもらうなどしないといけません。
料金は病院ごとに違いますので、診察料、処置費用、ワクチン費用などすべてを負担する必要があります。


ノミ・ダニの駆除の薬をいただくだけでも毎月一個1000円前後はかかります。
動物病院へ行かなくてもノミダニ駆除のフロントラインはこちらのネットで購入できます。
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餌を与えたなら掃除をすることが必要不可欠です。
公道にも餌が散らばってそのままになっていることがあります。誰が掃除をするのでしょうか?
放置された餌のにおいに害虫が引き寄せられ無数のハエがたかっているのを見かけることもあります。
食べ残した餌が雨に濡れて腐敗臭もします。腐敗臭が好きな人なんていませんよ!


もしも、お子さんが猫に餌をあげているようでしたら【子供のやること・うちの子は優しい】とだけ思わずに、他の人の迷惑にもなるということを教えてあげてください。
また、【猫が食べ残した餌は持ち帰る。掃除をしてきれいにする。】など責任を持った行動が必要であることも伝えてください。


★地域猫のお世話をするには?
・猫に餌を与える場合は時間を決める。
・猫に餌を与える場所は人の迷惑にならない同じ場所にする。
・猫に餌を与えたあとは片付ける。


これは最低限のマナーです。地域猫にするのなら飼うことと変わらないくらいのお世話が必要なのです。
餌をやるなら最後まで面倒を見てあげてください。それが本当に優しい子だと思います。


3.野良猫の餌やりをやめたい人へ



猫が不憫に思えて餌を与えてしまったが、やはり野良猫に餌をあげるのをやめたいという人もいます。
それは猫の糞尿の被害などがでて困る人がいると気づいたからかもしれませんし、周囲の人に対して罪悪感がわいたり、続けるのは困難と察知して餌やりをやめたいという事情があるかもしれませんね。


あなたに猫を幸せにすることはできません。
すっぱりと諦めてください。



猫が可愛くてつい餌を与えてしまいたくなる気持ちは理解できます。懐いたように感じますからね。


心理学的には動物に対して餌を与えると自分の心が満たされるため幸福を感じるそうです。
もしかしたら【自分を満足させるために餌をやったのかもしれない】と考えてみてください。
自分を満たすために代償行為として猫に餌を与えたことに気づくかもしれません。


可愛そうだからと野良猫に餌を与えてしまって、後々飼ってあげるなど責任をもつことが難しく罪悪感に駆られる場合があります。
餌をあげたのが一度だけならすぐに餌やりを辞めることはできると思います。


猫がいない道を通るなど、なるべく猫を見ることが少なくなるようにする。
猫がいても気にかけない。とにかく無視無視。猫に接触しないようにするのです。
餌をみだりに与えないことも愛情だと思ってください。


どうしても餌やりをやめられない場合は、自分で野良猫を家猫として飼うことができるのかを真剣に考えてみてください。
また近くで猫を捕まえて去勢して里親を探す活動をしている人がいるかも知れないのでインターネットで探してみてください。
自分で新しい飼い主を探すなど最後まで面倒を見ることを頑張ってみてください。


ただ餌を与えるだけの行為は迷惑となり、不幸な猫を増やす原因の一つとなります。





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