犬や猫の里親という言葉は変だ!

2017.12.25|コラム


里親募集や里親探しという言葉があふれかえったのはいつ頃からなのでしょうか?
みんなが使っているから何とも思わないし、(このブログではいままでに使ったことはありません。)
里親と使っても別に変に感じることもないと思います。


普通にTwitterやFacebookでもタイムラインに流れてくるし、
知り合いの人も「里親さん見つかりました!」
と日常的に使っているのであまり気にもしていませんでした。


犬や猫の里親/里子 
この言葉の使い方には最初は違和感を持っていました。
しかし、日常的に使われているのを毎日見ていると
なんだかおかしいと思うのも自分の氣のせいのように感じてしまいます。


里親/里子という言葉は本来なら人間を対象につかう言葉です。


里親ではなく飼い主ではないのかな?と。
【里親】というのは経済的な困難などで一緒に暮らすことのできない人様の子供を
親御さんから里子として一時的な預かりをする人のことですから。


また、里親と養子とはまったく違う意味の言葉です。
養子は一生自分の子供として戸籍上も変えて受け入れることです。


里親という言葉を動物に使うと犬や猫を一時的に預かって、
あとで返す必要でもあるのかな?と感じます。


どうしてこんなふうに思い返したのかというと、
里親という言葉を、人間以外に使わないでください!
という訴えのブログを読んだからです。1つ2つではありません。


里親という言葉を検索すると膨大な数のブログやホームページが出てきます。
殆どが、犬や猫に関するホームページです。
里親という言葉がたくさん使われているから普通であるというのはおかしな認識なのです。


ネット上には犬猫の里親募集という言葉を使っている方もいます。
一時的に保護している人がいて、譲渡会にて飼い主さんを探されているわけですよね。


シェルターがいっぱいだったりして、受け入れられないから
一時的な預け先を探されているのかもしれませんが、
アルバイト募集のような感覚の言葉を使われているのはどうなのでしょうか?


ペットとしてのお世話をする人の募集であるなら「シッター」となります。
これは、ふとした疑問です。


もちろん急を要していることはわかります。
処分されてしまうという背景がありますから。


言葉の意味を混同しているのかな?と不思議に感じることも。
「よく使われているから普通だと思っている」という感覚なのかもしれません。


里親という言葉を多用してしまうことにより、知らないうちに
人様の子供の里親制度について知りたいと考えている人が情報に
たどり着きにくくしている可能性が考えられます。


また、里親/里子という言葉が誰かを傷つけているのかも・・・
といった事を一度は考えてみたほうがイイのではないでしょうか?
動物だけではなく、人にも思いやりを持っているのなら考えられることだと思います。


そうすれば、言葉がどうしたっていうのよ!という形にはならずに
【わんちゃん猫ちゃんが幸せになれるお家や飼い主様を探しています】
となるのではないでしょうか。


ブログやホームページは情報発信の場です。
小学生が書いたとしても、七十を超えた方が書かれていたとしても。
どこかの誰かには届くものなのです。


どんな言葉を使うのかによっても相手に届く内容や、
読み手のレベルが違ってくるのです。



【かわいそうと思う優しい心】は大切なことですが、履き違えてしまうと誰かれ構わずに
どこかの誰かを傷つけている場合もあるわけです。
なので、今回は、人、犬、猫と分けた形で文章を書いています。


犬や猫の場合は里親ではありません。新しい飼い主です。
色々とそういったブログを探索して動物の飼い主は募集するものではなく
飼い主に「なるもの」と意識を改めました。


飼い主になってくれる方、飼い主になる方を探すまでの間がボランティア。
譲渡会で引き受けたのなら新しい飼い主です。
(自宅では我が子、親と言っても構わないと思いますが)
もちろん、正式な飼い主様になるまでのトライアル期間を授けている方が望ましいです。


犬や猫の中には、人は怖いものと学習してしまい人に慣れない臆病な子もいます。
人に抱かれることを嫌がったり、近づかれると敵意を剥き出して威嚇することもあります。
そのため一時預かりのシッターの方が、人になれるまで暮らすこともあります。
一緒に過ごすうちに人と安心して暮らせるんだと犬や猫が理解できるまでには時間がかかることがあります。


人になれない無愛想な犬猫ではないのです。恐怖心を持ってしまったがゆえの行動なのです。
(野生動物なら、戦って傷つきたいわけではないので威嚇するのは普通のことですけどね。)


まあ、本当に一時的に預かり(お世話をする人)を募集するのなら里親ではなく、
無償のペットシッターに該当すると思います。
ペットシッターサービスは有償のものですからね。


動物を愛する優しい心だけではなく、人として常識のある行動をとり、
人に対しても優しさを忘れずに思いやりを持ち続けていられるのか
今一度自分に問いかけてみてはいかがでしょうか?

 







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